« February 2005 | Main | April 2005 »

March 12, 2005

神楽坂

飯田橋の駅から神楽坂を上がっていくと、道の両脇には飲食店を中心に本屋や薬屋などが立ち並んでいます。自分が通っていた高校、大学がこの近くだったので、いつ来てもこの町の景色と空気は馴染み深くて心地よく感じます。飯田橋や神楽坂に出会って15年以上になりますが、昨年、今まで全く知らなかったこの町の裏の顔に出会ったのです。

表通りの雑踏を抜けて脇道に入ると、そこには隣のオフィス街や商店街とは一線を画した別世界が存在します。人しか通れない石畳の小道を進むと、昔ながらのたたずまいで料亭がひっそりと軒を連ねているのです。自分が初めて行こうとしたのは、Yahoo!グルメで調べた京料理の店でした。それは土曜の夜でしたが、残念ながら一杯で入ることができず、仕方がないので、そこで案内された同店系列の別邸へ足を運ぶことにしました。

別邸は表通りを挟んで逆側(市ヶ谷側)になりますが、こちらは閑静な住宅街で、最初に行った側とは違った雰囲気で別の魅力を感じました。別邸に着き店ののれんをくぐると、入口はまるで旅館のようで、履物を脱いで中に入ると、和服姿の女性従業員が6畳程度の和室へ案内してくれました。中に入ると、部屋には2つのテーブルがあって、その片側で晩餐を楽しむことになりました。会席料理のコースと仕事や趣味の話を肴に旧友と酒を酌み交わし、落ち着いた大人の時間を過ごした気分を味わうことができました。もっと前から知っていれば、今までも表通りではなく裏へ足を延ばしたのに…と思いましたが、20代の若造が来るような店でもないし、いい時期に知ったのかもしれません。そう考えると、最近になって神楽坂の料亭を知ったのも偶然ではなく必然だったと思えてきます。

こうした昔ながらの江戸の魅力はいつまでも残っていて欲しいと思います。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« February 2005 | Main | April 2005 »