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August 29, 2005

注目している映画

最近、なんだか映画鑑賞レポートサイトになりつつありますが、今後も鑑賞予定なので感想はその都度アップしていきたいと思います。

8月27日公開の作品では、「愛についてのキンゼイ・レポート」「釣りバカ日誌」は必ず行きたいと思っています。あと、「妖怪大戦争」「ロボッツ」「サヨナラCOLOR」「逆境ナイン」は検討中です。「良い」とか「いまいち」といった情報があれば誰か教えて下さい。

現在、フジテレビで「電車男」が放送中ですが、伊東美咲の品の良さには惹かれるものがありますね。ドラマ、映画に引っ張りだこといった感じですが、その魅力を是非スクリーンで観てみたいのです。「釣りバカ」を観るのはそれが理由です。

それから、先日観にいって記事にも書いた「ヒナゴン」の小説を読んでいるところなので、こちらについてもレポートをアップしたいと考えております。

以上、今後の予定でした。

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August 28, 2005

賢い買い物

「CDウォークマンを買う」と聞いたら、大半の人は「何で今さら」と思うでしょう。でも、私は何年も前からからきっかけがあればCDウォークマンを買いたいと思っていたのです。

私は外出時、MDウォークマンを使用しています。MDはハードもメディアも小型なので、CDに比べてたくさんの音楽を外に持ち出すことが容易です。また、CDを外に持ち出さないで済むので、マスター音源を傷める心配もありません。ただ、CDが増えてくるとMDに録音する作業が面倒になってくるのと、MDの枚数をあまり増やしたくないという気持から、CDウォークマンもあったらいいなと思うようになったのです。量販店なら有名メーカーの品でも価格は1万円前後ですから、買おうと思えばいつでも買えたわけですが、そういうものほどきっかけがないとなかなか買う踏ん切りがつかないもので、ずっと買えないままでいました。3日前までは。

半年前あたりから、現在使用しているMDウォークマンのリモコン・ヘッドフォンの調子が悪くて、聴いているとノイズが入ったり音が途切れたりするようになりました。それから暫く我慢してその状態で使用を続けていたのですが、1週間くらい前から聴くに耐えられない状態に陥ってしまったので、リモコン・ヘッドフォンを買い換えることにしたのです。

そして3日前、私は会社の帰りにヨドバシカメラに寄って売り場で目的の品を探していました。するとそのとき、陳列されているCDウォークマンたちが私の目に入ってきたのです。そして次の瞬間、あることを思いつきました(大したことではありませんが…)。

「CDウォークマンのリモコンはMDウォークマンと共用できるのではないか」

もし共用できれば、CDウォークマンを買えば、そのリモコンをMDウォークマンにも使えばよいのです(当然、CDとMDが同一メーカーである必要があります)。私は、店員にそれが可能かどうかを聞いてみました。すると、あっさり「使えますよ」との回答。さらに私のMDウォークマンで試験もしてくれて、確実に使えることが確認できました。ちなみにリモコン・ヘッドフォンは約4,000円で、CDウォークマンは10,000円ちょい切りという価格でしたので、差額6,000円程度で前から欲しかったCDウォークマンが手に入るわけです。それなら買わない手はありません。私はこのことをきっかけに、ようやくCDウォークマンを買うことに決めたのです。

さて、使用した感想ですが、非常に満足しています。以前、i PodとMDの音質についての記事を書いたことがありますが(http://hiroppe-frappe.cocolog-nifty.com/site_strawberry/2005/02/index.html)、音声データを圧縮するほど当然音質は低下します。i Pod(MP3)とMDほどの差ではありませんが、CDウォークマンの音は、普段聴いているMDウォークマンの音と比較して迫力と繊細さという点において差を感じました。

MDは人間の耳に聞こえない周波数成分をカットしているのですが、MDが出たての頃はその影響が顕著で、音場の閉塞感が強く、デジタル特有の冷たい音、のっぺりした音という印象が強かったのです(私の感想)。そのためか、ヘッドフォンで2時間も聞いていると耳が痛くなったことを覚えています。でも、最近のMDデッキやMDポータブル・オーディオはそういった欠点がかなり改善され、迫力があって当たりも優しい音になったように思われます。

で、使い方としては聴きたいソフトによってCDウォークマンとMDウォークマンを使い分けようと思っています。メインはMDでしょうが、出掛ける前にMDにダビングしていない音楽を聴きたいと思ったときはCDウォークマンをもって出掛けることになるのだと思います。また、新しく買ったCDはとりあえず一度はCDウォークマンで聴いてみるということもするでしょうね(もちろん、ステレオのCDプレーヤーでも聴きますが)。

世の流れに逆流している気がしますが、音質を追求するとそうなってしまうのです。

DSCF0021

SONY CD WALKMAN D-EJ720

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August 15, 2005

張込み

8月13日より、銀座の東劇では野村芳太郎監督作品の特集をやっています。

http://www.shochiku-eigakan.com/info_kogyo/nomura.html

野村芳太郎監督の作品名を見ると馴染みのあるタイトルばかりですが、正直なところ監督の名前は知りませんでした。なので全く先入観がありませんので、素直な感想を書きたいと思います。特集は昨日で2日目が終了しましたが、私は既に「張込み」「ゼロの焦点」の2作品を鑑賞しました。そのうち最初に観た「張込み」を紹介します。

東京で質屋が殺され、2人の刑事が犯人のうちの1人、石井を追って九州、佐賀へ向かいます。佐賀には石井と別れた女・さだ子がいて、石井がさだ子に会いたがっていたという共犯者の証言を手掛かりに、2人の刑事はさだ子が暮らす家の向かいの旅館で部屋を借り、張込みを続け石井が現れるのを待つのです。

物語の序盤は、横浜を出発して佐賀に至るまでの列車の様子が描かれ、観ているこっちも長旅の疲れを感じてしまいました。そして佐賀に着くと、今度はさだ子が再婚して後妻に入った家の張込みの様子が延々と続きます。さだ子に郵便物が届いたり、さだ子が外出したりするたびに石井が現れるのではないかと執拗に注視を続ける2人ですが、結局、石井との接触には何の関係もない行動が続きました。犯人登場の期待が膨らんでは消える連続で、観ている方もいらいらが募る展開。でも、それが張込みなのです。

そして終盤、物語はついに静から動へと展開を移します。刑事はさだ子と石井の密会の現場をつきとめ、石井逮捕の機会をうかがいます。一方さだ子は、家では自己の主張もなく主人のいいなりで判で押したような日課を繰り返していましたが、石井の前では別人のように激しさをあらわにして抱き合っていました。高峰秀子演じるさだ子のこの「表情の変化」が、終盤のストーリー転調の印象をさらに強いものにしています。

「張込み」は終盤の展開が命なのですが、それまでのたんたんとした展開があってこそ、そのインパクトが生きています。最近、サスペンスものはテレビの2時間ドラマで飽きるほどやっていますが、そっちの方がよっぽど派手で終始飽きないのかもしれません。しかし、見終わったあとの印象度が強いのはどちらでしょうか。私はこの映画の方だと思います。いくら球が速くても組み立てが単調だったら打たれてしまいますが、緩急を有効に使うことによって最速130km/hしか出ないのに10勝するピッチャーもいます。映画もそれと同じで、地味でも組み立てがしっかりしていれば時が経っても素晴らしい作品でいられるわけです。

20日には「影の車」の上映が控えていますので、また東銀座に足を運びたいと思います。

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August 09, 2005

星になった少年

象主義(エレファンティズム)。坂本龍一の造語。象は大きな群れを成して行動する大変に優しい動物なのだそうですが、テロや戦争で争いを続ける我々人類の未来を切り開くためのヒントが、その生態の中にあるというのです。人間は象のように常に優しくあるべきで、それがエレファンティズムなのです。

映画「星になった少年」が象使いの少年の半生描いた作品で、音楽を坂本龍一が担当していることと知ったとき、私はすぐに「エレファンティズム」のことを思い起こしました。そして私は思いました。きっと、象がこの映画を通して我々に何かを教えてくれるのだろうと。

物語は主人公・哲夢の両親が経営する動物プロダクションの風景から始まります。学校でいじめにあう哲夢。そんなことは気にせず仕事に勤しむ母親。やがて、哲夢は我が家に象がやってきたことを機に象との交流に没頭していきます。そして、反対する母親を押し切って、象使いになる修行のためタイへ渡るのです。

舞台がタイへ移ってからは、大自然を背景にした象の映像の迫力と、象使いの指示通りに動いてみせる象の賢さに、目がスクリーンに釘付けになりました。そして、哲夢同様、自分もゾウ訓練センターで色々なことを学んだ気になりました。最初は周りに馴染めなかった哲夢ですが、象使いとして成長していくにつれ仲間にも段々溶け込んでいき、やがては象とも生徒仲間とも助け合って生きていける間柄になっていく様子は感動的でした。

そして日本に帰り、早速タイで学んだことを象にそのまま実践しようとする哲夢。手法の違いから最初のうちは周囲とぶつかり合いながらも、自らの力で立派に象を調教していきます。充実していく象使いの仕事、恋人・絵美との出会い、そして「ゾウの楽園」というさらなる夢。しかし、そんな哲夢に突然の不幸が襲いました。

この映画にはいろんな「相手を思う心」が描かれています。象を上手く調教できない哲夢を最初は馬鹿にしながらも、何とか自信をつけさせてやろうと一芝居打ったゾウ訓練センターの仲間たち。哲夢のいうことを全く聞かなかったのに、滝に流されそうになった彼を命がけで救出した象のファー。そして私が最も心を打たれた、度々母親とすれ違ってきた哲夢が、象使いになったのは実は母が象を好きだからという事実。そして、哲夢の死後にそれを絵美から聞かされ母が泣き崩れるシーン。

「星になった少年」では、親子や友達といった人間同士も、象と人間も、象と象も、相手を思いやり、助け合って生きていました。現実の世界だって同じです。誰もがもっている「相手を思う心」にもっと皆が気が付けば、人間同士が殺し合うことなんてなくなるはずなのに。

象の目は、優しく、哀しく、そして穏やかでした。

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August 08, 2005

ヒナゴン

今日は朝から映画を観るために青山へ出掛けました。前日、ぴあを読んで興味を惹かれた「ヒナゴン」を観るためです。

東京で上映しているのは青山のシアター・イメージフォーラムただ一箇所。そこは座席数100程度の小規模シアターなのですが、休日の午前中にもかかわらず8割方席は埋まっていました。

ヒナゴン、それは1970年代に広島県で目撃された類人猿の名前で、この映画はそのヒナゴンにまつわる町の騒動を描いた作品です。最初にヒナゴン騒動が起こったときのガキ仲間が、30年経って再びヒナゴンの姿を追うのですが、その様子は何かを信じて夢中でそれを追いかけるという、大人になって忘れかけていた子供の頃の気持を思い起こさせてくれました。さらに、比奈町(広島)の自然豊かな環境をバックにした映像が、そんな郷愁に味付けをしてくれています。

ヒナゴンは映画の中で何度か登場するのですが、その姿はゴリラの着ぐるみのような、一見何の工夫もない演出に見えます。でも、そんなことは全く気になりませんでした。さきほど述べたように、大人だけでなく、現代の子供も忘れかけている「信じる心」の大切さをこの作品は訴えているのです。ヒナゴンがいるとかいないとか、どんな姿をしているかなんてことは重要ではありません。だから、ヒナゴンの姿、形に凝っていないことが、逆に感動を盛り上げてくれました。ヒナゴンはみんなの心の中にいるのですから。

前からずっと思っていました。映画の存在意義って何だろうって。いずれ映画はテレビで放送され、DVDになって発売されるのに、映画館で観る必要があるのかなって。でも、今になってやっと分かりました。暗室の大きなスクリーンで観ることの素晴らしさを。映画館で作品を観ているときは、時間を忘れ、自分の居場所を忘れてしまいます。今日のヒナゴンだって、自分がずっと比奈の町に入り込んで騒動を見ていたわけだし、昨日観た「皇帝ペンギン」のときも自分はずっと南極でペンギンの生涯を見ていました。そんな錯覚に誘ってくれたのは映画館という場所なのであり、映画という作品なのです。

終わりにもうひとつ。今日の映画の中で自分がずっと惹きつけられた存在があります。それは井川遥です。この物語のヒロインなわけですが、テレビで見るのと全く違って、映画の中では不思議にも印象が強くて実に輝いていました。彼女は元々グラビア・アイドルでしたが、一時は癒し系と大変もてはやされました。最近はファンの数も熱も少し落ち着いた印象がありますが、その分、映画女優としての片鱗がうかがえるようになったのではないでしょうか。「ヒナゴン」ではヒロインですが別に目立つことはやってないし、存在も「普通」っぽいんだけど、終わってみるとその自然体が一番印象に残っています。それに、見ていて微笑ましいし、安心感があります。なんか昔の女優さんていう感じに思えてきて、このまま映画を続ければ名女優の道を歩けるんじゃないでしょうか。今後、映画や舞台など、彼女の動向に注目です。

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