« August 2006 | Main | October 2006 »

September 29, 2006

永遠の家族

うちは両親と私と弟、そしてネコの五人家族です。

9月26日、五人目の家族であり、そして私の大切な友達でもあったネコが天国へ旅立ちました。16年も生きたので立派に天命を全うしたわけですから、明るい気持で送ってあげたいと思います。

最後に会ったのは24日でした。今月に入ってから元気のなさが気になっていたのですが、24日に会ったときにはもうほとんど動けなくなっていて、その様子から、もう1週間はもたないと思いました。その日、実家から自分の家に帰るとき、「元気出してね」と声を掛けたのが結局最後になってしまいました。

26日、私は早めに仕事を切り上げて実家へ行こうと思いました。まだ会えるかもしれないけど、もしかしたらもう行ってしまったのかもしれない、そんな複雑な気持で実家に電話を掛けました。すると母が出たので、「ネコ、どうした?」と聞きました。母は急に泣き崩れたように「明け方に死んでしまった」と教えてくれました。きっと眠るように静かに息を引き取ったのでしょう。ネコは既に市役所の職員に引き取られたそうで、動物用の火葬炉で火葬し、骨は慰霊碑に合同埋葬してくれるそうです。母と私は「仕方ないね」と自分に言い聞かせるように納得して電話を切りました。メスネコでしたから、母とネコはきっと父や私や弟以上に通じ合うものがあったのでしょう。母は最後まで自分の子供のようにネコを可愛がっていました。

この日は実家には帰りませんでした。外はまるで私たち家族の心を映すかのように土砂降りの雨でした。私は家に帰ると、薄暗い部屋の中でネコのことを思いました。息を引き取ったときの様子を思い浮かべると、ぽろぽろと涙がこぼれてきました。つい最近まで抱いたりなでたりしていましたから、その感触は手に未だはっきりと残っています。16年も一緒にいると、人とかネコとかは関係なく、家族の一員なんです。そんな家族の一員を失ったと思うと、耐え難い悲しみがこみ上げてくるのでした。外は大雨でしたが、私は深川不動へ車を走らせました。車を降りるとなぜか雨は止んでいました。私はネコが無事に天国へ行けるように神様にお祈りしました。すると、雲が切れて晴れ間が覗くかのように何となく気分がすーっとしてきました。家に帰ると、外ではまた大雨が降っていました。

翌日、私はネコに花をあげるため実家に帰りました。花を買うときはいつも長い時間迷うのですが、この日は花屋で最初に目に入った白い花に決めました。ネコの毛の色に近かったからです。実家に帰り、「ネコに花をあげにきた」と言おうとしたら、また涙がこみ上げてきて、私は声が詰まりそうになりました。私はネコが最後を迎えた部屋に入り、買ってきた小さな花束をそっと台の上に添え、手を合わせました。部屋の入口には、先日私がネコのために買ってきたクッションが置いてありました。結局、ほとんど使ってもらえませんでした。もっと早く買ってあげればよかったです。帰り際、私は両親にお礼を言われ、父は「きっとネコも天国で喜んでるよ」と言ってくれました。私はまた涙が溢れそうになりました。

実家はネコがいたときと雰囲気は変わっていませんでした。姿が見えないだけで、家のどこかにネコがいるように思えるくらいでした。私は少し安心しました。みんながいつまでも悲しんでいたらネコも安心して天国に行けないですからね。今年は入院したりして体調が優れなかった父も、この日は何だか体も軽そうで顔色がよく見えました。「これならもう大丈夫」と安心してネコは旅立っていったのかもしれません。

今まで本当にありがとう。またどこかで会えるよね。天国へ行っても、キミは永遠の家族です。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

September 25, 2006

無常

この土日、私は生命について考えさせられました。

土曜日、私は友人宅に招かれ、DVDを見たり食事をしたり、1歳になる娘さんの遊び相手になったりして楽しく時間を過ごしました。私はいつも子供と遊んであげるので、友人夫婦には大変感謝されるのですが、むしろ楽しいのは私の方で、別に苦でも何でもないのです。何でだか分かりませんが、私は昔から、しかも小学生の頃から、幼児に好かれるみたいなんです。自分から積極的に近づくわけではないのですが、子供が私に寄ってくるんです。20代の頃は身近に子供がいなかったので、そんな自分の特徴というか性質を忘れかけていたのですが、今回訪問した友人夫婦の子供に会ってから、やはり自分は子供に好かれるんだということを改めて認識させられました。彼らの赤ちゃんに会ったのは確か今回で3回目です。1年で3回ですから決して多くはないと思うのですが、彼らがいうには、私ほどなついているお客は親戚にもいないそうです。私の前世は保育士だったのでしょうか…。一緒にボールで遊んだり、ケーキのクリームを食べさせてあげたりすると、とても嬉しそうな顔をするのですが、そんな表情を見ていると、新しい生命の誕生の素晴らしさを感じます。

翌日、私は実家に帰りました。最近、飼い猫に元気がなくて気に掛けていたのですが、3日くらい前からご飯を食べなくなってしまったそうです。ほとんど寝たままで、声を掛けてもあまり応答してくれません。水は飲んでいるそうですが、衰弱する一方のようです。年齢が16~17歳と高齢で、人間でいえば90歳を越えるくらいに相当するそうなので、悲しいですけどそろそろ寿命も終わりに近づいているようです。あんこが好きなので、コンビニで白玉あずきを買ってきて、少しだけでも食べてくれたらと思ってあんこを指につけて差し出しましたが、食べてくれませんでした。なので、水に栄養素を含められないかとかいろいろ考えてはみたのですが、遠くを見るように目を開け、じっとして動かない猫を見ていると、何だかそっとしておいてあげた方がよい気がしてきました。私が高校生の頃からずっと家族の一員として過ごしてきました。うちは男3人女1人なので会話が少なくなりがちなのですが、猫がいるとそれだけで話題になりますから、私たち家族にとってはかけがえのない存在だと思います。よく考えたら、今まで自分ばっかり世話になって、自分は彼女に何もしてあげていません。これからもずっとずっと一緒にいたいけど、彼女にだって決められた運命があるわけですから、いつまでも私たちのために家にいるわけにもいきません。とても悲しいけど、旅立つときがきたら「今まで本当にありがとう」といって笑顔で送り出してあげたいと思います(といいつつ、書きながら涙が止まりません)。

私は35歳なのですが、昨年くらいから周りで「子供が生まれた」という話題をとても多く耳にします。その一方で、亡くなる方のニュースもこれからだんだん多くなると思います。私は、そんな生命のサイクルをちょうど客観的に見ることができる年齢にいるわけですが、そんなことを考えていると「無常」という言葉に辿りつきます。生きる者は最後は死んでしまうのです。ただ、確かにそうなんですけど、終わりがあるからこそ生きている間が面白いと思うのです。野球が9回で終わらないで永遠に続いたら、サヨナラゲームという感動もないわけですからね。限りある生命をそんな風に前向きに考えてみたいと思っている30代半ばの私です。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

September 15, 2006

松浦亜弥

昨日、仲間とカラオケに行ったのですが、リクエストに応えて久しぶりに松浦亜弥の曲を歌いました。

最近はあまり新譜が出ないので、CDを聴いたりDVDを見たりすることがめっきり減っていたのですが、改めて「良い曲がたくさんあるなー」と思ってしまいました。私が彼女のファンになったのは2003年初頭なんですが、最初は私ではなく会社の同僚が彼女のファンでした。その同僚のために、BSで放送されていたコンサートを録画してあげたり、代わりにアルバムを借りてきてあげたりしているうちに、自分がハマってしまったのです。

最初は「若いのに随分難しい曲を歌ってるなー」という印象で、確か「LOVE涙色」を聴いてそう思いました。一番凄いと思ったのは、1stシングルのカップリング「待ち合わせ」をライブ(DVD)で聴いたときです。変則なリズムにファルセットが組み合わさって、さらには後半に転調までしてしまうという嫌がらせのような曲にもかかわらず、彼女はそれをステージで難なく歌いこなしていたのです。このときは確か未だ15歳くらいだったと思いますが、多少の声の上ずりはあったものの、その歌いこなしは既にプロでした。

彼女の曲の大半は、ご存知の通りつんくが作っています。メロディーにはそれほど(歌謡曲全盛期のような)劇的な印象はないのですが、それでいて「待ち合わせ」のようなトラップが随所に仕掛けられているので、相当な歌唱力があって初めて「普通」程度に思ってもらえるのです。逆に言うと、ちょっと下手なところを見せると全体がボロボロになってしまう、それほど難しいものだと思います。そんな曲をデビューしたばかりのアイドル歌手に歌わせてしまうわけですから、つんくの松浦亜弥に対する信頼度は初めから100%だったのでしょう。

1stアルバムはそんな曲が十数曲入っているわけなんですが、聴けば分かりますが、初めから完成されています。もちろん、声にしても歌い方にしても「若いな」と思わせるところは当然あるのですが、歌の根幹の部分は最新の作品と比べても遜色がないといっていいでしょう。ただ上手いだけでなく、表現力によって曲を自分のものにしてしまうことができるところが一流です。野球でいえば巨人の桑田投手のような感じがします。

1stアルバムで一番好きなのは「私のすごい方法」という曲です。ミディアム・テンポで、一貫したシンプルなリズム・パターンにちょっと切ないメロディーが乗って、ちょっとリゾートチックな味付けもされたお洒落な作品です。この曲は2002年のステージでしか歌われていないと思いますが、大人になったあややが歌う「私のすごい方法」も聴いてみたいですね。

歌唱力と並んで素晴らしいと思うのが、ステージ・パフォーマンスです。彼女のステージの演奏は残念ながら生演奏ではありません。そのため、サンプラザであればステージと観客が1対2,000になるわけです。これは相当なプレッシャーだと思うのですが、そんなことお構いなしにホール全体を自分の色に染めてしまいます。ステージでは毎回1度は歌詞を忘れたり間違えたりするのですが、それを「お決まり」にしてしまって観客を沸かせ、逆に何もなかったらつまらないと思わせてしまうあたりは、10代ではなかなかできることではありません。ステージに立つために生まれてきたと思いたくなるくらいですね。

さて、そんな彼女も2004年1月以来、オリジナル・アルバムが出ていません。なんだか、高橋由美子みたいに力がありながら衰退していくような予感もなきにしもあらずなんですが…。この続きはまた書きたいと思いますので、今回はこれにて。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

September 12, 2006

乗り鉄

今日は試験翌日ということで、休暇にしていました。

平日ですから誰かと遊ぶというわけにもいかないので、こんな日はひとりで乗り物を乗りに行くに限ります。そんなときは「聴きたい音楽」と「読みたい本」をもって出掛けるのですが、起きて準備を始めたのが午前11時。本当は1万円を投入してスーパービュー踊り子に乗り伊豆高原を往復しようと思ったのですが、それから出掛けると13時東京発になってしまい、現地での滞在時間があまり取れなくなるのでもったいないということで断念。

で、次に考えたのが鎌倉へ行って円覚寺でもお参りしようプラン。鎌倉ならバスで錦糸町に出れば1本だし、普通電車なのでグリーン車に乗っても伊豆よりは安くあがります。ということで、行き先を鎌倉に決定した私は家を出てバス停に向かいました。そしたら、親戚から携帯に電話がかかってきて、30分以上話しこんでしまいロスタイム。

結局、バスに乗ったのは14時過ぎになってしまい、しかも錦糸町行がこなかったので亀戸に出ました。そしてバスを降り電車に乗り換えようとしたとき、「カラオケ館」の看板が目に飛び込んできました。別にカラオケで歌いたいわけではなかったのですが、最近行ってなかったので、ただそれだけの理由で強烈にカラオケ誘惑モードに突入。以前に書きましたけど、私はひとりで何時間も歌えるほどの歌好きなんです。時計を見るともう14時半。結局、「今から鎌倉へ行ってもなー…」という思考が働き、カラオケ90分コース決定。カラオケ館の店員にしてみたら、「毎度ありー」って感じですかね。

16時まで歌った私は、500円を払って店を出ました。平日の日中は安くていいですね。この時間はガラガラで、お客さんは女子高生くらいです。このまま家に帰る気もしなかったので、とりあえず東武亀戸線に乗り曳船に向かいました(なんで「とりあえず」でそうなるんだ!!)。

亀戸線は乗車時間が10分足らずの東京ローカルな鉄道で、江東区と墨田区の下町を通り抜けていくのです。栃木方面へ向かう東武本線へのアクセス路線でもあるので、私には東武亀戸駅が旅の玄関口にも思えて、この路線はとても好きです。

曳船で久喜行の急行に乗り換えると、そのあと睡魔が襲ってきて眠ってしまいました。この日は特に景色を楽しむこともなく、南栗橋を往復しただけでした。あとに残ったのは、座りすぎたことによるお尻の痛みだけかな…。

帰りは押上に出て、都営浅草線に乗り換えて東銀座へ。三原橋にある中華屋の炒飯が食べたくなって、そこで夕食を取ることにしました。そこのお店は10年以上前、私が築地の会計事務所に勤めていたときに事務所の先生が教えてくれたのです。店構えは昭和を思わせる古い建物で綺麗な感じではないんなんですけど、昔ながらの味と値段が人気で、昼には行列ができて並ばないと食べられません。元は隣の時計台というラーメン屋の方が本に載るくらい名が知れていたそうですが、だんだん人気が逆転したとか…(先生談)。私はそこの炒飯が大好きです。よく焼かれていて香ばしく、ボリュームもあります。ふっくらしたご飯と卵、そして肉を噛み締めたときの食感がいいんです。そして、添えられた「たくあん」がよく合うんです。この炒飯は一生食べていたいです。

腹を満たした私は、東京駅まで歩きながらその先の帰り方を思案していました。するとちょうど錦糸町行のバスがきたので、それに乗って、バスを乗り継いで家路につきました。こんな一日もたまには良いかな。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

September 11, 2006

試験

昨日、家電製品エンジニア試験というのがあって、無事に受験を終えました。

この資格にはAV情報家電と生活家電の2種類があるのですが、前者は昨年取得することができました。なので今回は生活家電にチャレンジしたのですが、3月の試験で2科目中1科目合格しているので、残り1科目の受験となりました。

学生のときほどではないですけど、試験から解放される気分は良いものです。今回は1科目だけだったし、以前にひと通り勉強しているので気は楽でしたが、試験前は飲みや遊びの予定を入れず、会社から帰ったらテーブルに座って教科書を広げていました。

やってみて思ったのは、時には試験のために勉強するというのも大切なことだということです。仕事に必要な知識は誰もが普段から勉強しているかもしれませんが、試験を目指して勉強して、そして合格することによって、自分が少しでも向上したんだという自信がもてます。

次も何か目指したいと思います。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

September 02, 2006

アイスコーヒー

昨日、ランチミーティングというのがあって、会社からお弁当が支給されました。そのため昼食代が浮いたので、外出したついでに同僚と喫茶店でお茶を飲むことにしました。

入ったお店は銀座の「トリコロール」といいます。ここでアイスコーヒーを注文すると、氷だけ入ったグラスが運ばれてきて、そこにドリップしたばかりの熱々のアイスコーヒーを目の前で入れてくれます。作りおきではないので、とても香りが良くて、味わいの深さを楽しむことができます。私はいつも最初の半分はそのままいただいて(ストレート)、残りの半分にはミルクを入れます。ミルクもコーヒーに負けず味が濃厚で、牧場からそのままもってきたような味わいです。

このお店にはもちろんケーキもあるのですが、チョコレートの味が素晴らしいのです。コーヒー、ミルクの深い味わいに並ぶほどに素材の強い味がします。そんなチョコレートのケーキとアイスコーヒーを一緒にいただくと、強烈な個性がぶつかり合うのではないかと思われるでしょうが、全然しつこくなくて、後味もとてもよいのです。

銀座でこの味なので値は張ります。横浜駅の地下街に支店があり、そちらだとコーヒーとケーキで1,000円でお釣りがきますから、そちらをお勧めします。ちなみに、私が会社でアイスコーヒーを飲むときはフレッシュネスバーガーで買ってきます。テイクアウトコーヒーでは一番深い味がすると思います。一度、お試しを。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« August 2006 | Main | October 2006 »