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October 24, 2006

実相院

京都には大きくて有名なお寺がたくさんありますが、そういうところよりも、何気なく寄った小さなお寺の方が印象に深く残るということもあります。今日はそんなお寺のお話です。

今回の京の旅では、比叡山、鞍馬方面を回ったのですが、どうしても実相院に行ってみたくて、鞍馬へ行く途中に回り道をして寄ってきました。このお寺を知ったのは、旅行へ行く前の週に見た日本テレビ「京都・心の都へ」で実相院が取り上げられたからです。庭園に趣があって、その落ち着いた佇まいに惹かれたのですが、私が買った京都・奈良のガイドブックには載っていませんでした。京都に住む私の元上司も実相院を知らなかったので、知名度はそれほど高くないようです。

実相院は叡山電鉄岩倉駅から徒歩10分少々。市の中心から見ると北の外れの方にあります。お寺は決して大きくありませんが、中に入るとその奥には日本庭園があり、縁側に座って、時間を忘れ、ゆっくり鑑賞することができます。また、部屋を挟んでその逆側には石庭もあり、こじんまりした建物ながら、随所に見所が凝縮されています。しかし、何といっても見事だったのは、部屋の黒床に庭のもみじの緑が映る「床みどり」です。部屋の外に見えるもみじの緑の美しさもさることながら、磨かれた木の床に写し出された緑色の何ともいえないこと。紅葉の時期にはこれが赤く染まり「床もみじ」となるそうで、季節によるこの対称は、いかにも日本的な、日本でしか成しえない素晴らしさではありませんか。

この実相院、重要文化財の指定などを受けていないため、維持管理の財源は拝観料のみなんだそうです。それだけでは痛んだ箇所の改修もできないということで、一口3,000円で寄附を受け付けていました。寄附をすると床みどりと床もみじの写真が貰えるので、私は一口寄附してきました。本当に素晴らしいお寺ですので、もし寄附にご賛同いただける方は、私からもお願い申し上げます。

公式ホームページ

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