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November 27, 2006

鎌倉散策(極楽寺)

冬の海は寒々としていて、一抹の寂しさを感じてしまうのですが、なぜかこの季節になるとそんな海が見たくなってしまうのです。

途中、道を間違えながらも何とか稲村ガ崎に到着。海岸沿いの駐車場に車を止め、江ノ電に乗って極楽寺へ向かいます。数年前に首都高速神奈川線が杉田まで延びたので、都心から首都高速だけで鎌倉へ行くことが容易になりました。以前は永田あたりで高速を降り、渋滞の鎌倉街道を長々と走ったものでした。横浜横須賀道路を使えば元々早く行けたのですが、高速代が高くつくので今でもそのルートは使いません。今日、道を間違えたのは金沢八景から山越えで鎌倉へ向かおうとした際、途中で左へ折れなければならないのを直進してしまい、公田経由、つまり以前永田から向かっていたのと同じルートでの鎌倉入りとなってしまったのです。でも、幸い平日でしたから比較的すんなり通過できました。

天気はうす曇でしたが、晴れ間が差していて良い陽気でした。もう12月の声を聞こうというのに、海岸ではサーファーの姿がちらほら。

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江ノ島
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極楽寺駅

極楽寺駅を出ると、お寺までの行き方を駅にあった地図で確認しました。道標に沿って歩いていくと、そこは小さな集落で、すれ違う人たちは地元の方ばかりで、観光客はほとんど見かけませんでした。周りは山で囲まれ、鳥たちのさえずり声が絶え間なく聞こえてきました。ひとつ坂を下れば長谷ですし、反対の方向へ下れば海岸ですから賑やかな地区に囲まれてはいるのですが、この集落を守るかのように山が周囲を囲っています。何だか山里気分になってきたので、一度泊まってみたいと思ったりもしたのですが、どう見ても極楽寺に宿泊施設はなさそうです。そんなことを考えているうちに、どうやら行き過ぎてしまったようなので同じ道を逆戻り。極楽寺は駅のすぐ隣にありました。近すぎてわかりませんでした。山門へ行ってみると、そこは工事中で裏から入るようにと書かれていました。

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山門
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裏門
裏へ回って中に入ると、その先にはさっきの山門が正面に見えたので、このお寺がこじんまりとした大きさであることが見て取れました。このお寺は北条重時によって建立、忍性(にんしょう)によって開かれ、忍性は貧民の救済に尽くし、施薬院、悲田院といった福祉施設をここに置き、一時は大変に栄えました。現在、その面影が見られないのは、1333年の新田義貞による鎌倉攻めの戦火によって多くが消失してしまったからだそうです。内部は撮影禁止なので写真がないのですが、限られた敷地ながらも、本堂、井戸跡などが実に整然と配置されていました。そのためか、境内にいると身の引き締まる思いがしました。

帰り道、学校帰りの女学生が八百屋さんのおばあさんに挨拶をしていました。他にも、すれ違うたびに皆が挨拶を交わすのです。小さな集落だから顔なじみなのでしょう。でも、それだけではない感じがしました。他人のことは知らないというのではなく、みんな助け合って生きていくという精神の表れなのではないかと思うのです。極楽寺の歴史は帰ってから調べたのですが、福祉の心を持ってそれを実践した忍性の精神は、今でもこの地に根付いているのではないでしょうか。

私も忍性についてもっと勉強してみたいと思います。

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