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May 29, 2008

結婚の条件

現在、日本映画専門チャンネルで「スクリーンに咲いた華 麗しの銀幕女優」という特集が組まれているのですが、その中で、昨日放送された「結婚の条件」(1963年 日活)は実に印象的でした。

最初、テレビをつけて目に飛び込んできたのが、見覚えのある2人の俳優でした。暫く記憶を辿って、それが誰なのかを考えてみた結果、浅丘ルリ子と二谷英明だと思って、EPGの情報で答え合わせをしたところ、やはり正解でした。浅丘ルリ子といえば「男はつらいよ」のリリイ、二谷英明は「華麗なる一族」の三雲頭取というイメージが私の中では強く、「結婚の条件」に出演している二人はそれらと比べると大変若かったので、すぐに判断がつきませんでした。

浅丘ルリ子は「麗しの銀幕女優」という言葉が正にぴったりで、清廉かつ可憐な素敵な女性だと思いました。私の中では、浅丘ルリ子はどこか日本人離れした西洋的な顔立ちという印象があったのですが、この映画を見ていると、普通に魅力的な日本女性に映っているので認識が変わりました。そんな彼女を見ていたくて、最後まで作品を見ることにしたのですが、そんな風にスクリーンに引きつける魅力を持った女優さんは現代ではなかなかいないですね。

でも、本作品の魅力はそれだけではなく、内容的には考えさせられるものでした。なかなか結婚に気が向かないでいる主人公のまひる(浅丘ルリ子)は、義兄が妻以外の女性と密会しようとしている現場に踏み込み、二人は別れることに。しかし、まひるはそれがきっかけでその女性と親しくなり、縁談が持ちかけられるも気乗りしない現況を彼女に相談したのです。すると、まひるは「それは義兄を慕う気持があるからではないか」と、心の奥底に潜む自分でも気付いていない本心をずばりと指摘されました。私は、まひる同様、予想外な指摘に目が覚める思いがしましたが、「そうきたか…」と、展開の意外性に面白さを感じて嬉しくなりました。

再放送があるので、もう一回、今度は最初から見たいと思います。

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May 13, 2008

梅酒は飲んでます

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普段は家でお酒を飲まないことにしていたのですが、最近、何故か梅酒を飲むようになりました。写真のお酒はチョーヤの宇治茶梅酒。今日、初めて飲んだのですが、口にすると緑茶の香りが先に広がって、そのあとに梅酒の味わいがついてくる感じです。あまり梅酒っぽくないかも…。ロックで飲んでもサラリとしていて、同シリーズの黒糖梅酒と比べるとちょっと物足りない感じがします。表示を見たら、アルコール度も黒糖梅酒の半分でした。その日の気分によって飲み分けていこう。ちなみに、ロックは市販の氷を使用した方がウマイ!

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May 10, 2008

怪我!

昨日、仕事で外出中、駐車場の車輪止めブロックに躓き転倒。手足を地面に強打してしまいました。左膝が広範囲に腫れ、右手首も出血と腫れが…。先ほど、念のため病院で診てもらいましたが、幸い骨に異常はありませんでした。

躓いたくらいで転倒するなんて珍しいことですが、昨日は、躓いた次の瞬間には既に体は倒れていて、その間の記憶がはっきりしないのです。考え事をしていたからかもしれません。

それにしても、1回転んだだけで、診察と薬で4,000円か…。これって労災にならないのかな。

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May 05, 2008

飲み過ぎリバウンド!?

昨年3月に体重81kgを記録して以来、食生活の改善により減量に成功した私ですが、一度、ほぼ標準体重に戻してからは、ややリバウンド気味。

最近は73kg前後で安定していたのですが、飲み会が続いたせいか、一昨日、75kgを突破していることが発覚。普段は飲まないことにしているので、飲み会が続くとその意味はなくなってしまうのです…。

でも、飲みたいから水泳の回数を増やしてカロリー消費中。GW中はたくさん泳いで、GW明け後に備えます。なので、beer飲みたい方は誘って下さい。happy01

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広島東洋カープ

今年は4番とエースが抜け、開幕からここまで、飛車角抜きで将棋を差すような思いでカープの試合を見てきました。

例年なら、どんなに戦力が劣る年でも「もしかしたら<注>」の期待を持ってシーズンに臨むわけですが、さすがに今年ばかりは「最下位にならなければ合格でしょう」くらいにしか思えませんでした。
<注> もちろん、「優勝するかも…」です。

でも、江藤や金本が抜けたときと違い、さらにエースまで抜けるという骨抜きの状態になったことがチームに大きな変貌を余儀なくさせ、逆にそのことが面白い結果を生み出しているから野球は何が起こるかわからないですね。

攻撃面では、新井の変わりに加入した赤松が新生カープを象徴しています。快足、粘り強いバッティング、そして広い外野守備と、大砲に代えても余りあるくらいの要素をカープにもたらしています。さらに天谷の台頭、内野では小窪、木村といった新しい名前がオーダーに名前を連ねるようになり、勝敗に関係なく試合を見る楽しみが大きくなりました。もし今年も新井がいたら、これほどの変化は起きなかったでしょうからおそらく例年と同じような戦いぶりになっていたでしょう。特に足を生かした上位打線は、赤ヘル野球伝統の姿に回帰したようで嬉しいですね。楚には悪いですが、彼は確実性が低く、広島のオーダーを飾るには相応しくない気がします。

投手陣においても、黒田という大き過ぎるほどの存在が抜け、誰もが主役になるチャンスが巡ってきました。ベテラン・高橋建の活躍がそのことと関係あるかは分かりませんが、例年になく抜群の安定感を見せています。他にも新外国人・ルイス、黒田に代わる新エース・大竹など、投手陣の頭数と全体的な安定度は昨年よりも増していると言ってよいでしょう。そして今日、プロ入り初登板を果たしたルーキー・篠田は、川口を思わせるような力強いストレートと、荒削りながら変化球も切れて、近いうちに主要な戦力として台頭してくるでしょう。

最近、試合を見ていて一番感じるのは、外野守備の厚さです。前田が控えに回る試合は、天谷、赤松、アレックスが外堀を固めるわけですが、この布陣はカープにおいて近年稀に見る強固な守備力。これが失点を防ぎ、試合を救い、投手陣にも勇気を与える相乗効果を発揮しているように思えます。

とはいえ、やはり中日や阪神と比べると試合運びが凄く下手です。塁上をランナーが賑わす割には、なかなかホームに帰ってきません…。若手の勢いだけでシーズンを乗り切れるわけはないので、何とかきっちりした形を作って、上位3チームに入ってもらいたいと願っています。

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May 01, 2008

浄瑠璃寺の春

3月のある土曜日、私は浄瑠璃寺(京都府木津川市)を訪れたくて、近鉄奈良駅からバスに揺られて加茂方面へ向かっていました。

今年の初め、私は奈良、京都のカレンダーを部屋に飾ったのですが、その中の11月、浄瑠璃寺の写真に一目惚れをしたように心を引き寄せられたのです。それは秋の写真で、真っ赤な紅葉の木と真っ黄色な銀杏の木の間から池越しにお寺の本堂を写したものでした。彩の美しさの向こうで、決して大きくはないのですが静かに腰を落ち着けている本堂の存在感が、その風景の均衡感を作り出しているようでした。

浄瑠璃寺へは、バスでお寺の前まで行けるのですが、私はあえて手前の「浄瑠璃寺入口」で降りて、そこから田園風景の中を歩いてみることにしました。

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ガイド誌などには「浄瑠璃寺入口から徒歩40分」と紹介されていましたが、私は歩くのが速いので30分くらいでお寺に着きました。途中、上り坂があるので少々疲れます。

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寒くはありませんでしたが、桜の季節にはまだ早く、境内の木々は未だ寒々しい様相でした。土曜日の昼でしたが人はまばらで、小説に出てきたようなおせっかいな案内少女はとてもいるような感じではありませんでした。私が一番目を見張ったのは本堂で、9体の阿弥陀像が横一列に置かれているのです。しかも、お堂の扉の位置が像の一体一体の位置と対応していて、その一体感は見る人を圧倒します。本堂へは横から入るのですが、戸を開けて整然と並んだ阿弥陀像が目に飛び込んできた瞬間の衝撃は今でも強く印象に残っています。

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本堂を出ると、茶屋でぜんざいを食べながら、堀辰雄の「浄瑠璃寺の春」を改めて読んだのでした。

こんな穏やかな休日を過ごしていた私は、まさかこの1週間後に父の通夜を執り行うことになろうとは夢にも思っていませんでした。この翌日の夕方、私は生駒山の宝山寺へ行きました。もう30年近く前のことですが、私の父方の祖父は生駒で亡くなったのです。祖父の墓は市川にあるのですが、なんか生駒にきたら祖父に会えるような気がして、宝山寺で父の病気が少しでも楽になるようにお願いをしました。もう薄暗い時間で、人気も全くなくて、本堂へ向かって一列に延びる灯篭の明かりが、何ともいえない異様な雰囲気に感じました。
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今思えば、このとき父は、灯篭の向こうの天へ召されようと階段を上り始めていたのかもしれません。このとき、そんな暗示に私が気付いていれば、帰ったらすぐに見舞いに行って最後にもう一度会えたのに…。そのことがとても悔やまれます。父は私が旅先から帰った4日後に亡くなりました。私が高校生の頃、父は私に文章が上手だと誉めてくれました。そんな父にこのサイトを一度でいいから読ませてあげたかったです。でも、きっと今頃天国で読んでくれていると信じたいと思います。

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